被相続人の亡き後に税理士さんから遺言執行人だと連絡があった

被相続人が遺言書を残している場合には遺言書の中に遺言執行人が記されていることもあります。
この遺言執行人というのは、遺言書の内容に基づいて遺産協議を行っていく中で公平な立場となり遺産協議にも立ち会うことになります。
正しく遺言書の内容が実行されているかどうかを最後まで見届ける立場となるのですが、被相続人が亡くなった後、税理士さんなどから執行人に指名されていると連絡があるケースもあります。
このような場合には会社勤めなどをしている中で被相続人がある程度面識のある税理士さんに、生前から遺言執行人になることをお願いしていたことが考えられますので、遺言書の内容を把握した上でそのまま執行人さんに参加してもらうようにしましょう。

例えば、相続人が被相続人からこうした内容を聞いていなかったとしても、被相続人が執行人に指定していれば、この税理士の先生が執行人として協議に参加しなければなりません。
ここでは相続人が納得できないなどと言う感情は関係なく法律的にも執行人は協議に参加した上で最後まで遺言書通りに分割が行われることを見届けなければならないという決まりがあります。

遺言執行人に支払う費用について

どのような形であれ、遺言執行人を税理士さんなどにお願いする場合には、どれだけ費用が必要なのかはそれぞれの先生によって違いがあります。
とてもリーズナブルに執行人を引き受けてくれる先生もいれば、比較的高いと思われるような費用を請求されてしまうこともあります。
上記のようなケースでは遺言執行人になってもらう事にあたり、被相続人が税理士の先生にあらかじめお金を支払っていることがほとんどですので協議が終了してから請求されてしまうことがないと言えます。
万が一にでも被相続人が支払っていなかったのであれば相続協議が終わった後でそれだけの費用を支払えば良いのか税理士に確認しましょう。

その上で費用については、それぞれの相続人が分割で支払うと良いです。
また、生前に被相続人が費用を支払っている場合にはそういった内容についても、遺言書に明記されていることがほとんどですのでこのようなケースでは当然ながら相続人が執行人に対して費用を支払う必要はありません。
ただし、気持ちの部分で心づけの様にお世話になったからと費用を支払うのは決して悪い事ではありませんので、あくまでもこうした部分は相続人の自由の範疇といえるでしょう。

どうして税理士の先生は、被相続人が亡くなったことを知っていたのか

先述したようなケースでは、税理士さんから連絡があったということですが、なぜ被相続人が亡くなったことを知っていたのかというのは風の噂であったり、被相続人が官報に掲載される立場であれば、このような部分から確認できたということがわかります。
また被相続人が他の友人などに自分が亡くなった後には税理士さんに連絡して欲しいとお願いしていれば、当然ながら税理士さんが把握することになるので何ら不思議はありません。
気になるようであれば連絡があった時点でどうして知っているのかを直接税理士さんに確認してみると良いでしょう。

このように生前からしっかりと準備を行い、遺言執行人などを探していてくれるのは被相続人の親族に対しての思いやりであり、最大の優しさだと言えます。
なかなかここまでの準備をするのは難しいことだといえるので、遺言書の内容に基づくのはもちろんですが、被相続人に対する感謝の気持ちも忘れないようにしましょう。